【基本/応用情報】IPアドレスの基本まとめ(1)


IPアドレスの問題が苦手なので、基本をまとめ

自分用

IPアドレスとは?

> ネットワーク上の住所みたいなやつ

> ネットワーク部とホスト部に分けられる

IPアドレスとは、コンピュータに割り当てられるネットワーク上での住所です。


32桁(32ビット)の整数値で表されます。


このIPアドレスがあることで、コンピュータが「あ、こいつにメッセージを送ればいいのね!!」みたいに送信先を認識できます。


IPアドレスは、ネットワーク部とホスト部の2つから成り立っています。

ネットワーク部

> IPアドレスのうち、「マンション名」を表す部分


IPアドレスのうち、「ハイツ〇〇」的なマンション、団地名を表す部分がネットワーク部です。


どのネットワークに所属してるの?ってことが分かります。

ホスト部

> IPアドレスのうち、「家の住所」を表す部分

IPアドレスのうち、「302号室」的な部屋番号を表す部分がホスト部です。


マンションについたけど、どの部屋にメッセージを送ればいいの?ってことが分かります。

特別なIPアドレス

> ネットワークアドレス

> ブロードキャストアドレス


IPアドレスの中には、特別な用途で使われるものがあります。


こいつらは、「コンピュータに住所を割り当てたいな...」って思ったときに使用できないアドレスです。

ネットワークアドレス

ネットワークそのものを表すアドレスです。


マンション名そのものを表す住所みたいなやつです。


「いや部屋番号書いてないじゃん!!」って郵便配達の人が困っちゃうので、コンピュータの住所として割り当てるのは禁止です。


ネットワークアドレスは、ホスト部が全部0になっています。

ブロードキャストアドレス

ネットワーク内の全部のホストに送信するためのアドレスです。


マンションに住む住人全員にメッセージを送信することになります。


これも、「え、このマンション全部屋に住んでるの?」って郵便配達の人が驚いちゃうので住所として割り当てるのは禁止です。


ブロードキャストアドレスは、ホスト部が全部1になっています。

アドレス表記

この説明だけじゃ、「どこからネットワーク部で、どこからがホスト部なの??」って悩んでしまいます。


そこで、ちゃんとIPアドレスを2つに読み分けられるようなアドレス表記が考えられました。

パターン分けする方法(クラス)

まず最初に考えられたのが、「ここまでがネットワーク部だよ!!」っていうパターンを3つに限定してあげる方法です。

(ユーザーが使わないパターンも合わせれば5つあるらしい)


現在、下記の3つのパターンがあります。

アドレスの分岐点を書いてあげる方法 (CIDR)

3パターンしか用意していないので、だんだんIPアドレスが足りなくなってきました。


そこで考えられたのが、「ここまでネットワーク部だよ!!」ってIPアドレスの後ろに書いておく方法です。


この技術はCIDR(サイダー)という技術によって成り立っています。


この場合は、IPアドレスは、

XXX.XXX.XXX.XXX/28

のように表記します。


上記の場合は、2進数表記にした場合に上から28個目までがネットワーク部だよ、ということを表しています。

アドレスの分岐点を書いてあげる方法 (サブネットマスク)

違う方法として、サブネットマスクという方法もあります。


サブネットマスクは、IPアドレスとは別に32ビットの整数値を持つことで、

0の部分がネットワーク部

1の部分がホスト部

ということを表します。


例えば、XXX.XXX.XXX.XXXというIPアドレスに対して、255.255.255.0というサブネットマスクが与えられた場合、


サブネットマスクを2進数表記に変換すると「1111.1111.1111.0000」となるので、下4桁がホスト部ということが分かります。

まとめ

今回は、IPアドレスの基本についてまとめました。


次回から、具体的に基本情報/応用情報の問題をどうやって解いていくのか?についてまとめたいと思います。

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