【基本/応用情報】IPアドレスの基本まとめ(2)


前回に引き続きIPアドレスについてまとめます。


今回は、実際の基本情報技術者試験でどのように問題を解いたらいいかをまとめます。


基本情報技術者試験の問題を解く


今回解く問題はこちらです。


IPアドレス 10.1.2.146,サブネットマスク 255.255.255.240 のホストが属するサブネットワークはどれか。

ア:10.1.2.132/26

イ:10.1.2.132/28

ウ:10.1.2.144/26

エ:10.1.2.144/28

[基本情報技術者試験 平成21年秋期午前 問39]


前回の記事でまとめたように、


IPアドレスは、ネットワークの住所


サブネットマスクは、マンション名(ネットワーク部)と部屋番号(ホスト部)を分けるための数字


です。


今回、住所が10.1.2.146のネットワークにおいて、マンション名と部屋番号を分けてあげる必要があります。


サブネットマスクの255.255.255.240を2進数に変換すると、

「11111111.11111111.11111111.11110000」です。


よって下4桁がホスト部であることが分かります。


サブネットワークが同一とは、ネットワーク部が同一であるということなので、4つの選択肢のうち「問題分と同じネットワーク部をもつIPアドレスはどれか?」


を探してあげます。



10.1.2.132/26 は、左側の数字を2進数に変換した際、上位26桁までがネットワーク部だということを表しています。


問題となっているIPアドレスは下位4桁がネットワーク部(=上位28桁がネットワーク部)なので、この選択肢は違うみたいです。



10.1.2.132/28 は、問題となっているIPアドレスとネットワーク部の桁数が一緒です。


そこで、それぞれのIPアドレスを2進数に変換して比べてみましょう。


問題となっているIPアドレスのネットワーク部: 00001010 00000001 00000010 1001


選択肢イのIPアドレスのネットワーク部    :  00001010 00000001 00000010 1000


最後が違っていますね。


この選択肢も、誤りのようです。



10.1.2.144/26 は、選択肢アと同様に、問題となっているIPアドレスとネットワーク部の桁数が異なっています。


よって、誤った選択肢のようです。



10.1.2.144/28 は、問題となっているIPアドレスとネットワーク部の桁数が一緒です。


選択肢イと同様に、IPアドレスを2進数に変換して比べてみましょう。


問題となっているIPアドレスのネットワーク部: 00001010 00000001 00000010 1001

選択肢イのIPアドレスのネットワーク部    :  00001010 00000001 00000010 1001


一致しています。


どうやら、選択肢エが正解のようです。


答え:エ


まとめ


今回は、基本情報技術者試験で実際にIPアドレスの問題を解いてみました。


次回は、応用情報技術者試験の問題を解いて、その考え方をまとめたいと思います。

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